大日寺

日雄山(ひのおさん)大日寺は、奈良県吉野町にある真言宗醍醐派の寺院である。
寺伝によると、大海人皇子(のちの天武天皇)ゆかりといわれ、吉野山最古の寺院であったといわれる日雄寺の跡と伝えられている。
本尊は、木造五智如来坐像五体で、平安時代中期の作品である。
もとは勅願寺の日雄寺に安置されていたが、南北朝時代に兵火にかかって同寺が焼失したため、当寺に移したと言われている。
金剛界五智如来は、大日如来を中心として、左右に阿閦、宝生、無量寿、不空成就の各如来を配したもので、五体諸尊が完全に揃っており重要文化財に指定されている。
またこの寺は、元弘の変(1333年)の吉野落城の際、大塔宮護良親王の身代わりとなった村上義光、義隆父子の菩提寺として知られている。
近鉄吉野線吉野山駅からバスで勝手神社前下車、徒歩5分。(Y.N)



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