家原寺

一乗山家原寺は、堺市にある真言宗の寺院である。
8世紀に活躍した僧行基誕生の地として有名な寺である。
行基は、百済系の渡来人で、天智天皇7年(668年)に父高志才智(たかしさいち)と母蜂田古爾比売(はちたのこにひめ)の子として生まれた。
15歳の時に出家して飛鳥寺に入り、慶雲元年(704年)父の菩提を弔うため、生家を寺として家原寺を起こした。
行基はその後諸国を行脚し、生涯に79の寺院を建立し、73歳で大和菅原寺東南院で没した。
本尊は、行基自刻と伝えられる文殊菩薩で、日本三大文殊の一つとして「家原の文殊さん」と呼ばれている。
入学試験の季節になると、「合格祈願」と書かれたハンカチが、本堂の周りに何重にも貼られる。
JR阪和線津久野駅下車、徒歩15分。参拝者用の駐車場がある。(Y.N)



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