榮山寺

榮山寺は、奈良県五條市にある真言宗豊山派の寺院である。
学晶山と号し、本尊は木造薬師如来坐像である。
養老3年(719年)に藤原武智麻呂が創建した前山寺(さきのやまでら)が、平安時代以降「榮山」の好字が用いられ、のちに音読してエイサンジと呼ばれるようになった。
奈良時代から藤原南家(なんけ)の氏寺として広い寺領を有し、吉野・紀州高野山と争う時代もあった。
南北朝時代には、南朝の後村上・長慶・後亀山三天皇の行在所となり、榮山寺行宮跡として国の史跡に指定されている。
梵鐘(国宝)は、青銅製で、高さ157.4cm、口径89cm、四面に菅原道真の撰、小野道風の書と伝える陽鋳の銘文がある。
延喜17年(917年)11月3日の銘があり、龍頭が精巧で均衡のとれた鐘身の美しさで知られる。
京都神護寺、宇治平等院の鐘とともに、平安三絶の鐘とされている。
大日堂のそばには、総高360cmの七重石塔婆があり、国の重要文化財に指定されている。
境内の一番奥には、八角円堂(国宝)がある。天平宝字年間(757-765)に藤原武智麻呂の子 藤原仲麻呂が父母追善供養のために建立した。
外観は、平面八角形であるが、内部の身舎(もや)は、四角形となっている。
内陣周囲には、八角柱4本、四方に板扉と連子窓がある。
屋根上の宝珠は復元品で、当初のものとされる石造品残欠は、塔の堂内に保存されている。
内陣の天蓋、柱などに菩薩、天女などの装飾画が描かれ、国の重要文化財に指定されている。
JR和歌山線五条駅から徒歩5分の五条バスセンターまで行き、バスで栄山寺口下車、徒歩15分。参拝者用の駐車場がある。



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