普門院

普門院は、和歌山県高野山の千手院谷にある高野山真言宗の別格本山である。
開基は、空海剃髪の師匠の勤操(ごんそう)大徳で、弟子空海の高野山開創を喜び、天長元年(824年)に一寺を建立し、空海とともに過ごしたと言われており、別名「ご師範寺」とも呼ばれている。
当初、谷上院谷にあったが、元禄年中(1688-1704)の行人方と学侶方の騒乱後、千手院谷の見樹(けんじゅ)院旧跡の現在地に移った。
本尊は、金剛界大日如来である。寺宝の絹本着色勤僧僧正像一幅は、平安時代作の逸品で国宝に指定されている。
庭園は、備中松山城主で作庭家として名高い小堀遠州作といわれ、「心」という字をかたどった池に、亀島という陸地を作り、自然の景観を見事に取り入れている。
南海高野線高野山駅からバスで警察署前下車、徒歩2分。



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