行基塩風呂跡

行基塩風呂跡は、堺市堺区にある。
行基菩薩が井戸を掘り、薬師如来の石佛を沈め祀ると、辺りの井戸は真水であったのに塩水が湧き出した。
沸かし塩風呂とすると病に効くと評判になった。この湯が堺の塩風呂の最初である。
この風呂が後に八万貫屋宗徳、妙徳夫婦の所有となっていた。
文亀2年(1502年)正月3日の妙徳の夢枕に毘沙門天が立ち霊験あらたかな井戸は個人で持つものでは無い、井戸は枯れるとお告げがあった。
八万貫夫婦はその宅地と井戸を旭蓮社に寄進し、毘沙門堂を建て、弘法大師作と伝わる高さ6寸の毘沙門天尊像を祀った。
旭蓮社門前の石碑には、「塩風呂薬師佛石像當寺」と書かれている。
天正年間に豊臣秀吉も堺の塩湯の評判を聞き、有馬温泉でも良くならなかった皮膚病の治療に入浴し治癒したという。
堺市利晶の杜ロビーの床大絵図に「塩フロ」「塩風呂丁」と書かれており、和食サト宿院店東側の大町町名石碑にも塩風呂の記載がある。



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