学文路苅萱堂

学文路苅萱堂は、和歌山県橋本市にあるお堂である。
寺号は仁徳寺で、苅萱道心、石童丸物語の舞台として知られている。
石童丸物語は、中世以来高野聖の一派である萱堂聖によって語られてきた苅萱親子の悲哀に満ちた物語で、江戸時代には、説経節や浄瑠璃「苅萱桑門筑紫𨏍」となって、広く世に知られた。
出家した父道心を探して、高野山を目指した石童丸と母千里ノ前は、女人禁制のため母を玉屋旅館に残し、石童丸が一人で高野山に登った。
道心は出家の身で、「あなたの父は、すでに亡くなられた。」と偽って、石童丸を学文路へ帰したが、母はすでに亡くなっていた。
石堂丸は再び高野へ上り、苅萱道心の弟子となったが、二人は親子の名乗りをすることなく仏道修行した物語である。
堂内には、苅萱道心、石童丸、千里ノ前、玉屋主人の像が安置され、千里ノ前の遺品とされる人魚や、石童丸の守り刀などが残されている。
これらは、「苅萱道心・石童丸関係信仰資料」として、市の指定民俗文化財となっている。
南海高野線、学文路駅下車、徒歩5分。(Y.N)



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