笠置寺

笠置寺は、京都府相楽郡笠置町にある真言宗の寺院である。
正しくは鹿鷺山笠置寺(ろくろうざんかさおきでら)と号し、真言宗智山派に属する。
寺伝によると、天智天皇の皇子が、笠置山での狩猟の時、山神に救われたことを謝するために、巨岩に弥勒大磨崖仏を刻したことに始まる。
奈良時代には東大寺の良弁(ろうべん)、実忠(じっちゅう)が参籠したといわれ、笠置山全体が修験道場として栄えた。
山上には、高さ15メートルの本尊弥勒磨崖仏のほか、虚空蔵石などの巨大な磨崖仏が残されており、平安時代末期の末法思想の流行により、弥勒下生(げしょう)の霊場として貴族庶民の信仰を集めた。
建久3年(1192年)興福寺の解脱房貞慶(げだつぼうじょうけい)が、当地に隠遁して諸堂を建立したが、元弘の乱で後醍醐天皇の行宮となって、1331年に諸堂を焼失した。
その後、明治初期には無住の寺となったが、明治9年丈英和尚の復興により、諸堂が再建された。
鐘楼の梵鐘は、解脱鐘といわれ、国の重要文化財に指定されている。
鐘の基底部が六つに切り込まれた意匠は日本に一つしかないものである。
銘文によると、建久7年(1196年)東大寺の俊乗房重源の作で、宗教改革者といわれた笠置寺の解脱房貞慶に与えたものと言われている。
境内は、行場めぐりとして周回でき、本尊前の堂内には、特殊カメラで再現された弥勒磨崖仏像がある。
JR関西本線笠置駅下車、徒歩40分。参拝者用の有料駐車場がある。


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