津村別院(北御堂)

北御堂(西本願寺津村別院)は、大阪市中央区にある浄土真宗本願寺派の寺院である。
通称は「北御堂」、正式名称は「浄土真宗本願寺派 本願寺津村別院」である。
別院名の「津村」とは摂津国西成郡の郷名で、入り江であった古代の円江(つぶらえ)から転じたと言われている。
蓮如上人が、1496年に大坂に設けた坊舎を1533年の山科本願寺焼失後に、(石山)本願寺と称した。
その後本願寺は、京都に移ったが、本願寺ゆかりの大阪の地に1597年に津村別院が建立された。
もともと御堂筋というのは、江戸時代に北御堂と南御堂を結ぶ道路であったことから、関一大阪市長が道路を拡幅し地下鉄を建設した際に、
梅田から難波までを御堂筋と呼ぶようになった。
北御堂境内には、親鸞聖人と蓮如上人の像が建てられている。
大阪市営地下鉄御堂筋線本町駅下車、徒歩5分。(Y.N)