熊谷寺 円光堂

熊谷寺円光堂は、和歌山県高野山にある。
円光堂は、圓光大師(法然上人)、見真大師(親鸞聖人)、熊谷蓮生法師(熊谷直実)の旧蹟で、法然上人二十五霊場の番外札所となっている。
堂内には、本尊の圓光大師像、蓮生法師像と見真大師像、熊谷頭痛除けの兜が安置されている。
高野七福神の一ケ寺として、恵比寿天が祀られている。
堂前には、熊谷蓮生法師(熊谷直実)の石像がある。
熊谷直実については、「蓮生(れんせい)の逆馬(さかうま)」が、蓮生の徹底した浄土崇拝を物語る逸話として語り継がれている。
蓮生は、師の法然上人から「不背西方」を教わった。西は阿弥陀仏のおられる極楽浄土の方角である。
そのため日常生活においても絶対に西方に背を向けず、洟唾(ていだ)、便痢(べんり)をしないのが、念仏者の心構えである。
そのように教わった熊谷蓮生は、関東に下るときでも、馬に鞍を逆さに置いて、西の京都に向きながら下向したといわれている。
木曽路名所図会には、「蓮生東行逆馬図」が描かれており、光明寺には「東行逆馬碑」がある。



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