御影堂

御影堂は、和歌山県の高野山壇上伽藍の金堂北方にある御堂である。
空海在世中、御堂に如意輪観音を安置し、常に念誦していたので、念誦堂、持仏堂または御庵室と呼ばれていた。
空海入定後に弟子実恵が真如法親王筆の弘法大師御影像を安置したため、御影堂と呼ばれるようになった。
数度の焼失を経ており、現在の建物は嘉永元年(1848年)に、紀州藩徳川家を壇主として再建された。
3間4面の檜皮葺、宝形造りで、屋根の勾配の曲線が美しい建物である。
内陣には、大師御影を安置し、中陣には両界曼荼羅、外陣には十大弟子と祈親上人、真然大徳の絵像がかかげられている。
堂前には、空海が唐からの帰途船上から投げた(飛行)三鈷杵が懸ったと伝えられる「三鈷の松」がある。
この松は、葉が3本に分かれた珍しいもので、葉を拾って肌身につけていると御利益があると言われている。
飛行三鈷杵は、全長23.8cmで鋳銅鍍金が施され、把径3.3cmの中央把に厳しく隆起した鬼頭四つを施し、左右に単弁八葉の連把を配した造りで、国の重要文化財に指定されている。
南海高野線高野山駅から南海りんかんバスで「金堂前」下車、徒歩5分。中門前の無料駐車場を利用できる。(Y.N)


旧正御影供 御逮夜

毎年、新暦及び旧暦3月21日には奥の院と御影堂で正御影供(しょうみえく)と呼ばれる弘法大師の法会が行われる。
旧正御影供前日の御逮夜は、日没前から御詠歌と舞踊の奉納が行われ、午後8時から御影堂で法要が行われる。
法要が終了すると、一般参拝者も堂内外陣を参観できる。また、壇上伽藍各堂の扉が開かれ、各本尊を拝観できる。



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