陵山古墳

陵山古墳は、和歌山県橋本市にある横穴式円墳である。
「古佐田古墳」「田村将軍塚」「紀古佐美陵」などとも呼ばれている。
直径は約46m、高さ約6m、濠の幅6mで紀の川中流域では最大の円墳で、和歌山県の文化財に指定されている。
盛土は三段で、墳丘の段の肩に沿って円筒埴輪が埋められている。
南東方向には横穴の石室入口があり、前後に分かれた石室の側面には赤色顔料が塗られている。
明治26年(1893年)、昭和27年(1952年)、昭和47年(1972年)に発掘調査が行われ、勾玉や首の回りを防御する頚甲(けいこう)という鎧などが出土しており、5世紀末から6世紀初めごろに築造された有力氏族の墓と推定されている。
南海高野線、JR和歌山線の橋本駅下車、徒歩10分。



TOP PAGE  観光カレンダー
TOP PAGE  观光最佳时期(旅游日历)