三星山彦句碑(高野町神谷)

三星山彦句碑(高野町神谷)は、和歌山県高野町細川にある。
高野街道京大坂道の一里石の西にある「むすびの地蔵堂」横に、石碑が建立されている。
句碑には次のように刻されている。
(表面)
吹雪ゐる山河少年の日の山河 山彦
(裏面)
先生の句は
ふるさとの山がかえしたこだま
ふるさとのこころを満□る
わたしたちは神谷を愛し
神谷が生んだ
俳人山彦先生を称える
一九七〇年(以下判読困難)

三星山彦(1901-1988) 本名は三星義二(よしじ)。
明治34年和歌山県伊都郡高野村神谷の里に生まれた。
高野村役場、総本山金剛峯寺で勤めた。
俳句は大正5年(1916)頃に高野村長 清水喜三郎(号 颯々庵孤松)に勧められてはじめる。
昭和2年ホトトギスに投句し、高浜虚子の指導を受ける。
昭和6年ホトトギス巻頭の高野山大火の句によって一躍有名となった。
ホトトギス同人、天狼同人。紀伊山脈刊行会選者。
句集に「三星山彦句集」がある。
平成3年没(91歳)。
当地の句碑は、昭和45年(1970)、神谷出身の俳句連衆(三星清、石田貞雄、大家信次、福井健三氏)によって建立された。
南海高野線紀伊神谷駅下車、徒歩15分。極楽橋駅から京大坂道を歩いて約30分。→ 三星山彦句碑(杉村公園)



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