文武天皇陵

文武天皇陵は、奈良県明日香村大字栗原字塚穴にある。
高松塚古墳の南東約200mの同じ丘陵上にあり、塚穴古墳とも呼ばれる。
元禄年間から明治初期にかけては高松塚もしくは王ノ墓(現在の天武持統天皇陵)を文武天皇陵とする考えが多かった。
明治14年(1881)に「檜隈安古岡上陵(ひのくまのあこのおかのえりょう)」として、文武天皇陵に治定された。

文武天皇は慶雲4年(707)11月12日、飛鳥岡で火葬され、20日に檜隈安古山陵に葬られた。(続日本紀)
延喜式「諸陵寮」には「檜前安占(やすうら)岡上陵」の項に「藤原宮御宇文武天皇、在大和国高市郡、兆域東西三町、南北三町陵戸五烟」と記されている。

高松塚古墳の北に位置する中尾山古墳は、八角形の墳丘に火葬骨を納める丁重な石槨が作られていたことが明かとなり、中尾山古墳を安古岡上陵とする説が有力となっている。



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