日前宮

日前宮は、和歌山市秋月にある神社である。
延喜式式内名神大社で、紀伊国一の宮として崇敬されてきた。
同一境内に社殿が二つあり、西側が日前(ひのくま)神宮、東側が国懸(くにかかす)神宮で、それぞれ日前大神と、国懸大神を祭神とする。
両社を合わせて、日前宮(にちぜんぐう)又は日前国懸(ひのくまくにかかす)宮と呼ばれている。
日前神宮の神体は日像鏡(ひがたのかがみ)、国懸神社の神体は日矛(ひぼこ)鏡で、三種の神器の八咫鏡とともに作ったものといわれている。
日本書紀によると、天照大神が素戔嗚尊の乱暴な振る舞いに怒って天の岩戸に隠れた時、石凝姥(いしこりどめ)が天香山の銅で天照大神をかたどった日矛を鋳造した。
それが日前神宮奉祀の日像鏡と国懸神社奉祀の日矛鏡であると記されている。
日前宮一帯は、「芦原千町」という農耕地で、一帯の水利権を持つ一族が、分水の神(溝口神)を祀ったと考えられている。
創建以来、羽柴秀吉の戦火等で社殿が焼失したが、その都度再建され、現在の社殿は、徳川頼宣が寛永4年(1627年)に造営したものを大正15年(1926年)に改修したものである。
境内は、広大で古樹の茂る静謐な雰囲気の中で参拝できる。
和歌山電鉄貴志川線日前宮駅下車、徒歩3分。参拝者用の駐車場がある。(Y.N)



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