西光寺 柏原文書

西光寺は、和歌山県橋本市柏原にある。
阿弥陀堂と証誠権現社が残されており、下記の柏原文書(かせばらもんじょ)の説明板が設置されている。
柏原文書は、橋本市柏原区に伝わる古文書で、「柏原西光寺文書」「柏原区有文書」ともいわれる。
鎌倉時代の寛文2年(1244年)から安土桃山k時代の文禄3年(1594年)に至る約350年間の古文書約140点が残されており、当時の様子をうかがうことが出来る。
柏原文書の内容は、多くは西光寺を中心とした土地の売渡状や寄進状で、その他には正月行事の朝拝に関する取り決め、銭や米の請取状、本人の意思を後のために書き置く置文などがある。
登場人物では、西光寺の僧をはじめ生地代官衆、大平殿などの土豪層、周辺各地に遺品を残す柏原鋳物師と考えられる「カナヤ」という職名を記したもののほか、庶民百姓たちの素朴なカタカナ交じりの文書も見られる。
柏原文書の特徴は、柏原村西光寺阿弥陀堂や証誠権現(熊野権現)社に関わったものが多く見られ、当時の村人たち庶民の新区生活が描き出されている。
本文書は、当地の中世農村を明らかにするものとして、橋本市の指定文化財となっている。
JR和歌山線紀伊山田駅下車、徒歩10分。



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