泉布観

泉布観は、大阪市北区天満橋1丁目にある現存する大阪最古の洋風建築である。
泉布観は、1871年造幣寮(造幣局の前身)の応接所として建てられたもので、1956年に国の重要文化財に指定された。
煉瓦造(一部、石造)2階建てで、設計者はアイルランド出身のウォートルスである。
建築様式は、一般的にベランダコロニアル様式と呼ばれ、ベランダを巡らせること、窓が床面から立ち上がるフランス窓であること、その外側に鎧戸がつくことなどが特徴である。
高温多湿の気候に合わせた建築様式である。
明治5年に明治天皇が大阪に行幸されたとき宿舎として利用された。
泉布観の名は、その時天皇の命名によるものである。
「泉布」は貨幣、「観」は立派な館を意味する。
泉布観敷地は午前10時から午後5時まで桜之宮公園内で開園しており、外観のみ観覧できる。
JR東西線の大阪天満宮駅から徒歩15分。(Y.N)



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