宿院頓宮

宿院頓宮は、堺市堺区宿院町東にある神社である。
祭神は、住吉大社祭神の住吉大神・神功皇后と大鳥大社祭神の日本武尊・大鳥連祖神である。
「堺鑑」に「この地は住吉明神毎年6月晦日の御祓御旅所也」と書かれており、現在では7月31日に大鳥神社から、8月1日に住吉大社から、神輿を迎えた祭礼が行われる。
境内に、飯匙堀(いいがいぼり)という堀があり、「潮干珠」を埋めたところで、どんなに雨が降っても水が溜まらないという伝説がある。
住吉大社の祭神が渡る8月1日、飯匙堀では、摂津・河内・和泉三国の大祭として知られた「荒和大祓神事(あらにごのおおはらいしんじ)」が執り行われる。
堺の夏の風物詩「大魚夜市」は、7月31日に漁師たちが神前に鮮魚を献じてその年の大漁や航海の安全を祈願し、併せて魚を浜辺で販売したのが始まりとされている。
阪堺電気軌道阪堺線宿院駅下車徒歩1分。(Y.N)



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