菅生神社 

菅生神社は、堺市美原区にある神社である。
平安時代に編纂された延喜式神名帳に載る丹比(たじひ)郡「菅生(スカフノ)神社」に比定される。
中世には、菅原道真を祀るようになり、菅生天満宮ないし天神社と称するようになった。
現祭神は主神が天児屋根命・菅原道真で、配神は天照皇大神・素盞嗚尊・誉田別命・広国押武金日命。
素盞嗚尊は八阪(やさか)神社(野田村、現堺市)、天照皇大神は天照大神宮(現堺市)を明治
40年(1907年)に合祀した際の祭神。旧郷社。
奈良時代初期に、菅生朝臣(すごうのあそん)一族が本拠地に創建した。
境内地には、神門、拝殿、幣殿、本殿の他、神宮寺であった高松山天門寺の本堂(現在は境内社恵比寿神社本殿)の他、道真ゆかりの菅澤等が現在も伝わっている。
本殿は、一間社春日造で正面に軒唐破風をつけている。建築年代は、高欄擬宝珠に「河州丹南郡 野田庄天神 御寶前 万治四辛丑季三月吉祥日」の銘があり、琵琶板・軒桁などからも同じ年号の墨書が見られることから、万治4年(1661年)に建築されたもので、堺市有形文化財に指定されている。
南海高野線北野田駅から、近鉄バスで「東野」下車、徒歩3分。参拝者用の駐車場がある。



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