高渚寺の千日井

高渚(たかす)寺の千日井は、堺市北旅籠町東にある。
七道はかつて七堂の浜と呼ばれていた。
行基菩薩(668-749)が、神亀元年(724)に開いた清浄土院高渚寺の七堂伽藍があったためで、千日井は、その寺の井戸と言われている。

1930年に建立された「千日井」の石碑には次のように記されている。
此の井は行基菩薩七堂構榮の地に鑿掘したるところと傳ふ
今や蒲生氏及びその一族の特志により修理の巧を竣へ清泉滾々として盡きす
汲む人其遺澤を憶へ
四天王寺現董
大僧正 大應 撰書

井戸の横には行基石像が建てられている。
岩喜兵衛(土居川、千日橋の建立者)と水難者の供養塔がある。
これは、文政9年(1826)に神南辺道心が発起、宗見寺真誉上人が導師、付近の農民が世話人で建立したものである。
南海電鉄南海線七道駅下車、徒歩5分。


TOP PAGE  観光カレンダー
TOP PAGE  观光最佳时期(旅游日历)