玉造稲荷神社

玉造稲荷神社は、大阪市中央区にある神社である。
主神は、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)で、相殿に、下照姫命(しもてるのひめのみこと)、稚日女命(わかひるめのみこと)、軻遇突智命(かぐつちのみこと)を祀っている。
創祀は、垂仁天皇18年(紀元前12年)とされ、古代には「日本書紀」に記された玉作部の居住地となっていた。昭和61年(1986年)には境内東側に難波・玉造資料館が建てられ、古代玉遺物、古新羅時代の首飾りなどが展示されている。
その後、物部氏と仏教受容問題で争った聖徳太子(厩戸皇子)は、当神社で戦勝祈願し、戦乱後に自ら観音堂を建立したと言われている。
近世では、大坂城の鎮守神として、豊臣秀頼や淀君から厚く崇敬された。
境内には、豊臣秀頼寄進の石鳥居が残されている。この鳥居は、大坂夏の陣と第2次世界大戦の戦禍を経て、平成7年(1995年)の阪神淡路大震災で基礎を損壊したため、境内北側に上半部が保存されている。
玉造神社から南西の玉造禰宜町(玉造2丁目)に、千利休の屋敷があったことから、境内には、千利休居士顕彰碑や「利休井」がある。
大阪市営地下鉄中央線の森の宮駅下車、徒歩5分。(Y.N)



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