登天の松・杓子の芝 

登天の松・杓子の芝は、和歌山県高野山壇上伽藍の六角経蔵の北側にある。
江戸時代に書かれた「野山名霊集」には、この松と芝の故事について、杓子芝(しゃくしのしば)と題して、次のように書かれている。
「経蔵の前にあり、昔明王院の如法上人、久安五年(1149年)四月十日生身(いきなから)白昼に兜率天に登り給ひけるか、はき玉ふ所の沓(くつ)落ちて明王院の後山の松にかゝれり、是を沓かけの松と号して今猶彼所にあり、其のとき、弟子皈従(きしう)といふ僧、上人の跡をしたふて手に杓子を持なから天上せしか、暫して後杓子を此所におとしたりといふ、(中略)生身に弥勒の浄土に往生し、(中略)上人の登天これにあたれり、」
また「西鶴諸国ばなし巻四」には、宝亀院の住職が天に登り、弟子が杓子を持って続いた話(大門の杓子天狗)が載せられている。
高野山では、信仰や伝説に関わる七本の名木があり、「七株(ななもと)の霊木」と呼ばれて大切にされてきた。三鈷の松をはじめ、登天の松も上記伝説とともに語り伝えられているものである。
南海高野線高野山駅から南海りんかんバスで「金堂前」下車、徒歩5分。中門前の無料駐車場を利用できる。



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