薬師寺

薬師寺は、奈良県奈良市西ノ京町にある法相宗の大本山の寺院である。
薬師寺は、680年天武天皇が皇后の病気平癒を願って発願し、飛鳥の藤原京の地に造営が開始され、平城遷都後の8世紀初めに現在地の西ノ京移転したものである。
兵火や天災のため、創建当時の建物は東塔を残すのみである。
現在では、金堂をはじめ、西塔、中門、回廊、などの白鳳伽藍が再建されている。
金堂内には、仏教美術最高傑作のひとつとされる薬師三尊像(国宝)が安置されている。
金銅仏で元は金色であったが、火災にあった結果、薬師如来坐像、日光・月光両菩薩立像ともに、現在の黒の姿となった。
東塔は、730年建立で高さ33.6メートルの国宝である。
三重塔だが、各層についた裳階のため六重塔にも見える。
2009年から2020年まで、東塔の全面解体修理が行われた。
近鉄橿原線西ノ京駅からすぐ。



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