湯の峰温泉 つぼ湯

湯の峰温泉は、和歌山県田辺市本宮町にある温泉場である。
日本最古1800年前に、初代の熊野国造であった大阿刀足尼(おおあとのすくね)によって発見されたと伝承されている。
熊野詣での貴人が長旅の疲れを癒した温泉で、平安時代から奥熊野の「薬湯」として知られる。
温泉街の中央にある東光寺の本尊は、湯の花の化石でできた薬師如来像で、その胸から湯が湧き出したことから「ユノムネ」とよばれ、これが訛って「ユノミネ」となったといわれている。
公衆浴場には、90℃近い源泉に水を加えて冷ました一般湯と、源泉に加水することなく時間をかけて適温にしたくすり湯がある。

つぼ湯(国史跡)は、小栗判官が蘇生した湯として知られ、河原に設けられた小屋の中に1m四方の天然の岩湯船があり、1日に色が7回変わるといわれている。
現在は、30分以内の貸切制で、公衆浴場料金所で料金を払って、順番に入浴できる。
熊野詣での湯垢離場として、世界遺産に登録されている.
JR紀勢本線新宮駅からバスで「湯の峰温泉」下車すぐ。公衆浴場東側の道路沿いに無料駐車場がある。(Y.N)



小栗判官物語

小栗判官物語は、今から凡そ六百年程前の足利時代のことである。
応永三十年、小栗満重(茨城県・小栗城主)は、鎌倉管領・足利持氏の軍に攻められ落城、その子助重(小栗判官)は、父の命を受け小栗家再興を誓い十勇士を伴に夜陰を利して小栗城を後にした。
小栗主従は三河国(同族)をさして落ちのびる道中、相州(神奈川県)にて郡代・横山大膳に正体を見破られ酒盛りの場で毒殺されそうになる。
照手姫の機知により一命を取り止め、その場を逃れたものの毒のため重病の身となった。
相模の国藤沢遊行寺十四代・大空上人に助けられ、熊野を目ざして難渋な旅を続け、道中幾多の人々の助けと照手姫の献身的な情愛に支えられて、湯の峰温泉に温泉にたどり着いた。
熊野権現薬師如来の加護と薬功名高い霊泉に百日余り入浴し、見事に本復して小栗家再興を成し遂げた。
この物語が、室町・江戸時代を経て今日まで伝承されたのは、熊野信仰や時宗聖(遊行僧)の説く仏教思想の影響が多大で、説教節や浄瑠璃、歌舞伎など大衆文化として、各地に生き続けている。
「小栗判官絵巻」には、冥土の閻魔大王から熊野での甦りの約束の胸札をもらう小栗判官が描かれている。



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