地蔵院善光寺堂

地蔵院善光寺堂は、京都市清水寺正面石段の手前北側にあるお堂である。
16世紀の清水寺参詣まんだらには、この場所に小堂(地蔵院)があり六地蔵の石仏が安置されている。また、奥の院の南庭に長野善光寺の本尊を勧請した善光寺如来堂が描かれている。
江戸時代初期から、観音信仰が盛んとなり地蔵院に如意輪観音が祀られ、洛陽三十三所観音第10番札所として知られている。
明治中期の清水寺の境内整理に際し、奥の院の善光寺如来堂を合併し、この建物は「善光寺堂」と呼ばれてきた。
堂内は、如意輪観音坐像を中央に、向かって右側に善光寺阿弥陀仏三尊像、左側に地蔵菩薩立像が祀られている。
縁先右側には、願い事のある方向に首を回して拝めば願いが叶うという「首ふり地蔵」がある。
京都市内主要ターミナルから京都市バスで五条坂、清水道下車徒歩10分。(Y.N)



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