阿倍王子神社

阿倍王子神社は、大阪市阿倍野区阿倍野元町にある。
祭神は、江戸時代までの地誌は熊野王子とするが、明治以降は伊弉諾命、伊弉冉命、素戔嗚尊とされ、さらに応神天皇(品陀別大神)(八幡大神)が合祀された。
正徳4年(1714)撰修の阿倍王子権現縁起(社蔵)は、創祀を仁徳天皇の時代とし、一説には現在地を本貫とした阿倍氏の創建ともいわれる。
熊野街道沿いに設けられた熊野九十九王子の一つで、建仁元年(1201)「後鳥羽院熊野御幸記」には、阿倍野王子とみえる。
現在は、本殿が南面しているが、もともとは「住吉名所図会」(1794)挿図のように街道に向かい西面していた。
現在の境内地全域が「もと熊野街道」として大阪市顕彰史跡に指定され、鳥居横には「もと熊野街道」と刻した石碑がある。




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