甘樫坐神社(あまかしにいますじんじゃ)は、奈良県明日香村豊浦にある。
甘樫丘の北西麓に鎮座する。
延喜式神名帳上の高市郡五十四座のうち「甘樫坐神社四座」とみえる延喜式式内社である。
四座とは、八十禍津日命(やそまがつひのみこと)、大禍津日命(おおまがつひのみこと)、神直毘命(かむなおびのみこと)、大直毘命(おおなおびのみこと)であったが、
主神であった八十禍津日命に代わって伊邪奈岐命(いざなきのみこと)を祭祀するようになった。
境内には、「立石(たていし)」と呼ばれる片麻岩の板状の巨石が東面して立っている。
日本書紀によると、允恭天皇4年(415)9月、允恭天皇は、氏姓制度の混乱を正すため、味橿丘(うまかしのおか)に探湯瓮(くかへ)を据えて盟神探湯(くかたち)を行ったという。
現在では毎年4月、境内にある立石の前に釜を据え、嘘、偽りを正し、爽やかに暮らしたいとの願いを込め、豊浦、雷大字が氏子となって「盟神探湯神事」としてその形を保存、継承している。
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