天岩戸神社

天岩戸神社(あま(め)のいわとじんじゃ)は、奈良県橿原市南浦町荒字岩戸東にある。
天香久山南麓、南浦集落のほぼ中心に南面して鎮座し、天照大神が祀られている。
「古事記」「日本書紀」の神話にみられる天照大神の岩戸がくれした所と称し、今もなお巨石四個があって、大神の幽居した天石窟(岩穴)を御神体としている。
神殿は無く、拝所のみという古代人の原始的な祭祀形態を残している。
「延喜式」神名帳の十市(とおいち)郡「坂門(さかとの)神社 鍬靫」とする説もある。(五郡神社記・大和志料)
玉垣内には、真竹が自生するが、これを往古より七本竹と称して、毎年七本ずつ生え変わると伝えられている。
「西国三十三所名所図会」に次のとおり天岩戸神話にまつわる伝承が記されている。

右磐戸より半町ばかり南 田圃の中に笹一むら生茂り、
周に竹垣を結めぐらせり。これを天の湯笹といふ。
いにしへ神楽の御湯に此笹を用ひしとぞ。
其古例によりて伊勢の祭礼のせつ此笹を取に来ること
毎年かくる事なかりしが、後年此さゝの根をわけて彼国に
持かへりてかしこにうへしより、今は此事たへてなしと
土人ものがたれり。故あることなるべし。



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