天香山神社

天香山神社(あまのかぐやまじんじゃ)は、奈良県橿原市南浦町の天香具山北麓にある。
現地の案内には次のように記されている。
御祭神 櫛真神 元名 大麻等地神
櫛は奇(不思議)真は兆(占い)の古語にて、神武天皇記に天香山の社が見え創建古し。
末社 春日神社
    八幡神社
      天香山神社

延喜式神名帳 大和国十市郡「天香山坐櫛真命神社(大、月次、元名 大麻等乃知神)に比定されている。(大和志)
天香山坐櫛真命(あめのかぐやまにいますくしまのみこと)神社は、上記案内にも記されているように元の名を大麻等乃知(おおまとのち)神と称し、
天平2年(730)の大倭国正税帳(正倉院文書)によると久志麻知神は神田一町を有して、大同元年(806)には大和国に神封一戸を寄せられた。
山城国京中坐神でト庭神であった久慈真智命神社の本社にあたり、卜事をつかさどった神である。
境内には、次の万葉歌の歌碑がある。
ひさかたの 天の香具山このゆふべ 霞たなひく 春立つらしも 柿本朝臣人麻歌集
春すぎて 夏来にけらし しろたへの 衣ほしたり 天の香久山
また 古事記に記されている 波波迦(ははが)の木が植えられている。
古事記によると、天照大御神が天岩戸へ隠れた際、八百万の神々が合議し、天香山の波波迦にて天香山の雄鹿の肩骨を灼き太占(ふとまに)が行われた。
バラ科の木で上溝桜(うわずみざくら)ともいわれ初夏に白い花を咲かせる。
本殿手前の南東山側には、天照大神が十拳の劔(とつかのつるぎ)を振滌(振りすす)いだ聖なる泉と伝承される「天真名井(あめのまない)がある。



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