安居橋(あんごばし)

安居橋(あんごばし)は、京都府八幡市にある。
安居橋の名の由来には、諸説がある。
一説では、鎌倉時代から八幡の町ぐるみで行われていた安居神事から名付けられたといわれている。
また、かつてすぐ川下にあった「五位橋」に相対する仮の橋として造られたため「相五位橋(あいごいばし)」と呼ばれ、これが変化して安居橋と呼ばれるようになったとの説もある。
江戸時代はじめには、当地に橋が架けられていたことが、古絵図で確認できるが、構造は現在の反り橋でなく、平橋で描かれている。
元禄7年(1694)には、「安居橋の月」が八幡八景のひとつとして選ばれ、数々の歌が詠まれた。
慶応4年(1878)1月、鳥羽伏見の戦いで焼失したが、古くから「高橋」という反り橋(太鼓橋)が約150m川下にあったことから、この高橋を偲ばせる形で再興された。
現在は、石清水八幡宮の神事で石清水祭(放生会)の舞台として親しまれている。

能蓮法師歌碑
安吾橋の西側には、能蓮法師歌碑がある。
石碑には、次のように刻されている。
(表面)
石清水清き流れの絶えせねば やどる月さへ隈なかりけり
能蓮法師
(裏面)
一九八七年十月
八幡市建立



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