安養寺は、奈良市鳴川町にある浄土宗の寺院である。
周辺の誕生寺、徳融寺、高林寺と同様、「当麻曼陀羅」を織りあげたとされる中将姫ゆかりの地として知られており、安養寺も中将姫が開祖と伝わっている。
かつては興福寺、薬師寺等と同じく法相宗に属する寺院であったが、江戸時代以降は浄土宗に属しており、本尊は阿弥陀如来となっている。
本堂は、円柱(まるばしら)に舟肘木(ふなひじき)を置いて妻を扠首組(きすぐみ)とする構造や、もとは屋根が厚板段葺(あついただんぶき)であったことなど、古い手法を用いていることから、
室町時代中期までの建立と考えられており、奈良県の指定有形文化財となっている。
近鉄奈良駅から徒歩15分。
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