阿須賀神社

阿須賀神社は、和歌山県新宮市にある神社である。
主祭神は、事解男神(ことさかおのかみ)で、ほかに熊野三山の神々が祀られている。
長寛元年(1163年)に書かれた古文書には、熊野権現が神倉山に降りた後、阿須賀へ移ったと記されている。
熊野詣でが行われるようになると、「阿須賀王子」とされ、藤原宗忠の「中右記」等に参詣記録が残されている。
神社背後の蓬莱山の蓬莱山経塚から、陶製経甕破片、経筒残片、銅銭や貞治元年(1362年)銘の銅板金具が出土している。
また阿須賀神社の祭神を仏として表現した懸仏(かけぼとけ)と鏡像が発見されており、神仏融合の姿を知ることが出来る。
江戸時代に、熊野速玉大社の摂社とされたが、明治時代になると、村社阿須賀神社として独立し、現在に至っている。
境内には、復元された阿須賀遺跡の竪穴住居や、出土した懸仏などを展示した新宮市立歴史民俗資料館がある。
室町時代には、古神宝類が阿須賀神社に奉納されており、国宝として京都国立博物館に保管されている。
背後の蓬莱山の名は、徐福がここに生育する薬草の不老不死の天台烏薬を採取したという伝えに由来すると言われており、本殿東側には徐福之宮が祀られている。
JR紀勢本線新宮駅から徒歩10分。(Y.N)



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