史跡 飛鳥宮跡は、奈良県明日香村にある。
飛鳥宮跡(あすかきゅうせき)は、7世紀中頃から後半に造られた宮殿遺跡である。
昭和34年以来の発掘調査で、大きく分けて3時期の変遷が確認されており、王宮名は次のように考えられている。
Ⅰ期遺構 舒明天皇(在位629~641年) 飛鳥岡本宮(あすかのおかもとのみや)
Ⅱ期遺構 皇極天皇(在位642~645年) 飛鳥板蓋宮(あすかのいたぶきのみや)
Ⅲ期遺構 前半:斉明天皇(在位655~661年) 後飛鳥岡本宮(のちのあすかのおかもとのみや)
Ⅲ期遺構 後半:天武・持統天皇(在位673~697年) 飛鳥浄御原宮(あすかのきよみはらのみや)
見つかった遺構は、飛鳥地域の歴史に止まらず、日本の宮殿の変遷を解明する上で重要な遺構と判断され、昭和47年に伝飛鳥板蓋宮跡として国史跡に指定され、その後、平成28年に飛鳥宮跡に名称変更された。
最上層のⅢ期遺構のうち、内裏に相当する内郭は一本柱列の塀で囲まれた方形区画で、正面である東西5間・南北2間の南門を入った礫敷広場には、東西7間、南北4間の前殿が建っていた。
近鉄橿原神宮前駅からバスで岡橋本下車、徒歩3分。
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