仏教伝来の地碑

仏教伝来の地碑は、奈良県桜井市の初瀬川沿いの金屋河川敷公園にある。
古代、この辺りには「海石榴市(つばいち)」と呼ばれる、わが国最大の大きな市があったという。
大陸からの船が難波津から大和川(初瀬川)をさかのぼって到着する船着場があった場所で、国内だけでなく外国からの遣いや物資が上陸したと伝えられている。
近くには欽明天皇の磯城嶋金刺宮(しきしまのかなさしのみや)があったといわれる。
日本書紀には、「欽明天皇の十三年(西暦552年)冬十月、百済の聖明王は西部姫氏達率怒唎斯致契等を遺して釈迦仏金銅像一躯、幡蓋若干、経論若干巻を献る。」と記されており、それをもって日本に仏教が伝来したとされている。
一方、「上宮聖徳王帝説」、「元興寺伽藍縁起幷流記資材帳」では、538年に伝来したと記されている。



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