大阪府立近つ飛鳥博物館
一須賀古墳群
大阪府立近つ飛鳥風土記の丘

大阪府立近つ飛鳥博物館は、大阪府河南町にある。
平成元年(1989年)安藤忠雄の設計によって建設され、1994年3月に開館した。
博物館は、地上2階、地下1階で、近つ飛鳥と国際交流、日本古代国家の源流、現代科学と文化遺産の3つのゾーンに分かれて展示されている。
日本書紀によると、難波に宮があった5世紀頃、仁徳天皇の死去によって皇太子(履中天皇)は、反乱に遭い、河内埴生坂を越え、大和石上神社に落ち延びた。
訪ねてきた弟の端歯別皇子(はしはわけのみこ)に首謀者の住吉仲(すみのえのなかつ)皇子の処罰を命じ、弟は住吉仲皇子の部下に皇子を殺させた。
さらに古事記では、端歯別皇子がその部下を連れて大和に向かう途中、主人を裏切った罪で彼を断罪した。
そして、そこを「近つ飛鳥」と名付け、兄のいる石上神宮の方を「遠つ飛鳥」と呼んだ。
難波宮から見て、遠近の違いで名付けられたものであるが、現在も羽曳野市から太子町にかけて飛鳥という地名が残っており、この辺りが「近つ飛鳥」と名付けたとされている。
一須賀古墳群は、約1.5㎞四方の中に250基以上の小古墳が存在している。
大阪府では、古墳群の一部を近つ飛鳥風土記の丘として整備し、園内では古墳が公開されている。
近鉄長野線喜志駅からバスで阪南ネオポリス下車、徒歩5分。来訪者用の駐車場がある。


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