大塔の鐘 (高野四郎) 

大塔の鐘(高野四郎)は、和歌山県高野山壇上伽藍の鐘楼堂にある。
弘法大師が、「紀伊国伊都郡高野寺の鐘の知識の文」(性霊集)で鋳造を発願し、高野山第二世真然大徳の時代に完成した。
度重なる火災のため三度の改鋳を繰り返し、現在の銅鐘は天文16年(1547年)に再興したもので、直径2.12m、高さ2.5mの大きさである。
改鋳当時は、東大寺の鐘「南都の太郎」に次ぐ大きさで「高野二郎」と呼ばれたが、その後、知恩院と方広寺の鐘が出来たため、「高野四郎」と呼ばれるようになったという。
この鐘は「時を告げる時」や「法会などの儀式の合図」として鳴らされる。
毎日5回、午前4時、午後1時、午後6時、午後9時、午後11時に鐘が撞かれ、1日に鳴り響く鐘の音は合計108回になる。
南海高野線高野山駅から南海りんかんバスで「金堂前」下車、徒歩5分。中門前に無料駐車場がある。(Y.N)



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