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童男堂は、和歌山県紀の川市の粉河寺にある。
案内板には次のように記されている。
県指定文化財 建造物 粉河寺堂男堂
指定年月日 昭和40(1965)年4月14日
本尊は、千手千眼観世音が御姿をかえられたといわれる堂男大士を祀り、
例年12月18日は、いわゆる「終り観音」の堂男会がいとなまれる。
堂は棟札によって延宝7(1679)年の建立と考えられ、願主は当山の権大僧都法印円英、
大工は徳屋甚左衛門と記されている。
堂男堂は正堂と礼堂とよりなり、桁行三間、梁間三間の正方形の建物の前面に桁行五間
梁間三間の礼堂を幅一間の合いの間を挟んで建てられている。
江戸時代の廟建築の形を模しており、正堂内陣の小壁、板壁部の障壁画、天井絵は
華麗で優れた作風を示している。
堂男会が行われる12月18日には、秘仏堂男行者像が開帳され、堂内に入り堂男大士を拝観できる。

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