永楽寺

正覚山永楽寺は、和歌山県橋本市清水にある。
永楽寺の「略縁起」によると、「弘仁7年弘法大師高野山に伽藍を創建し、三冬厳寒を避けんが為、此地に一宇を結んで、高野山政所支所支庁とす、是則紀州伊都郡清水村正覚院永楽寺と言う。」と記されている。
本尊は、薬師如来像である。
高野玉川新四国霊場の第4番となっている。
当寺の鰐口は、慶長8年(1603年)橋本市内旧柏原(かせばら)村の九郎左衛門が、旧清水村定福寺の什物として鋳造寄進したもので、柏原の鋳物師の数少ない遺作として、橋本市の文化財に指定されている。
定福寺は、当永楽寺の旧名で、明治時代末期、旧永楽寺を廃し村役場、庁舎に転用し、定福寺に合併して寺号を永楽寺と改められたといわれている。
南海電鉄高野線紀伊清水駅下車、徒歩5分。


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