恵光院は、和歌山県高野山蓮華谷にある真言宗の寺院である。
本尊は阿弥陀如来である。
当院は、弘法大師がこの地に五丈の宝塔を建て、大経王を講習されたのに始まるといわれている。
開基は弘法大師の十大弟子の一人、道昌僧都と伝えられている。
中興は、保延5年(1139年)検校職についた聖仁阿闍梨である。
第二の中興は延慶年間(1308年)東寺から恵燈をささげて当地の法幢院谷を復興した東寺の量調阿闍梨である。
戦国時代には、島津氏との檀那関係があり、永禄6年(1563年)に島津義虎候の逆修碑を当院に納め、ついで義弘候は長兄義久候の供養碑を奥之院に建てると同時に、奥之院に高麗陣敵味方供養碑を琉球石で造った。
奥之院入口の一の橋の近くに位置しており、毎晩「高野山奥之院ナイトツアー」(19:15-20:30)が実施されている。
南海高野線高野山駅からバスで、苅萱堂前下車。