延暦寺 横川

延暦寺横川は、滋賀県大津市の比叡山にある。
延暦寺東塔から徒歩で約2時間のところにあり、天台密教の聖地として崇められている。
横川中堂は、横川の中心となる建物で首楞厳院(しゅりょうごんいん)と呼ばれる。
848年慈覚大師円仁によって開創された。現在の建物は、昭和46年(1971年)に最澄千五百年大遠忌を記念して再建された。
聖観世音菩薩立像は、平安時代の作品で、度重なる火災にもかかわらず難を逃れて、本尊として横川中堂に安置されている。
四季講堂(元三大師堂)は、春夏秋冬と四季に経典の講義が行われていたことが名前の由来で、比叡山中興の祖といわれる第18世座主慈恵大師良源(元三大師)(912-985)の住坊跡である。
元三大師堂は、おみくじや漬物の発祥地と言われ、全国の元三大師信仰の拠点となっている。
恵心堂は、「往生要集」の著者、恵心僧都源信がはじめて念仏三昧行を修したところで、日本浄土信仰発祥の地である。
根本如宝塔は、慈覚大師円仁が根本杉の洞の中で始めた如法写経に因むもので、大正14年(1925年)に再建されたものである。
JR湖西線比叡山坂本駅からバス経由坂本ケーブル延暦駅、比叡山シャトルバスで横川下車。(Y.N)



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