父母恩重碑は、和歌山県高野山奥の院31町石北西にある。
宗教法人修養団棒誠会(ほうせいかい)の教祖 出居清太郎(いでいせいたろう)が、昭和40年(1965)に建立した。
父母は天地、恩重は、万物の恩志であり、世界人類が一丸となって平和建設の礎とならんことを目標に建てられた。
父母恩重歌碑群
山内潤三氏は、「高野山詩歌句碑攷」において、当地石碑の和歌を歌碑群として紹介している。
台石上の高さ2.8mの石碑には、次のように刻されている。
父恋し母なつかしといしふみを
建てて昔を偲ふ今日かな
父母恩重碑
父母の今もこの世にましまさは
肩なとさすりまいらさんと思う
妻 菊の詠