舊府神社

舊府神社は、大阪府和泉市尾井町にある。
舊府神社(ふるふじんじゃ)(旧府神社)の祭神は、武速素戔嗚大神(たけはやすさのおのおおかみ)で、健康、長寿、繫栄信仰の神様である。
平成17年(2005)の拝殿新築工事で発見された江戸時代の棟札には、墨書銘で「氏神牛頭天皇(うじがみごずてんのう)」とあり、信太郷尾井(おのい)村の氏神であったことを意味している。
牛頭天皇は、インドの祇園精舎の守護神で、日本では素戔嗚神と習合し、京都祇園の八坂神社などと同様に、防疫の神(人々の病気や災いを取り除く神様)として信仰されており、当社は当時「牛頭天皇社」と称されていた。

創立年代は不詳であるが、社号の「舊府(ふるふ)」の由来には、神功皇后の行宮所「小竹宮(しののみや)」に由来するという説と、和泉国府が当地から現在の府中町に移管した「新国府」に対して旧国府跡「旧府(旧府神社とも記す)」とする説がある。
前者は、日本書紀巻第9 神功皇后摂政元年2月の記事にある「小竹宮(しののみや)」と「小竹の祝(しののほふり)」の「小竹」を、当地「信太」の旧表記が「小竹田(しのだ)」であることに関連させたと思われる説で、当地南にある伯太神社、泉井上神社にも神功皇后巡行に関する社伝がある。
なお、この日本書紀の記事では、「皇后南詣紀伊国」との文脈から「小竹宮」「小竹の祝」は、実際にはさらに南の和歌山県(御坊市の小竹八幡神社や那賀郡志野など)とする説もある。
後者は、和泉国国府跡地としての「旧府」とするよりも厳密には、奈良時代霊亀2年(716)和泉国が成立する以前に、河内国の一部として和泉監(いずみのげん)(大鳥郡、和泉郡、日根郡の三郡の特別行政管理地域)もしくはその三郡管理に加え、元正天皇の離宮であった珍努宮(ちぬのみや)(和泉宮ともいわれ、信太郷内の上町遺跡がその跡地といわれる)をも管理するための役所が置かれ、現在の府中町御舘森(みたちもり)が、和泉監衙(いずみのげんが)(役所)跡地として推定されているので、和泉監衙かそれに相当する役所の跡地としての「旧府」という意味があると考えれている。
(舊府神社奉賛会編「式内舊府神社参拝のしおり」参照)

白狐化石

舊府神社の境内末社として若宮社「白狐化石(ばけいし)」がある。
祭神は、葛葉姫で、葛の葉物語において猟師に追われた白狐が逃れるために化けた(隠れた)石とされている。
元は街道沿いにあったものを昭和22年(1947)当社境内に移された。



TOP PAGE  観光カレンダー
TOP PAGE  观光最佳时期(旅游日历)