伏見稲荷大社

伏見稲荷大社は、京都市伏見区にある全国約3万の稲荷社の総本社である。
祭神は、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神(たなかのおおかみ)、四大神(しのおおかみ)の五神で、山城の国の地主神である。
社伝によると、和同4年(711年)帰化人の秦伊呂巨(具)(はたのいろこ)が、稲荷山の山頂三ケ峰に祀ったことに始まるとされる。
「山城国風土記逸文」には、秦伊呂巨が餅を的にして矢を射った時、餅が白鳥となって飛び立ち、留まった山の峰から稲が生じ(「稲生」いねなり)、その稲穂を丁重に祀ったところ五穀豊穣となったとされている。そのため「伊奈利」「稲荷」の社名となった。
境内は約40万㎡と広大で、「千本鳥居」のほかに、約1万本といわれる朱塗りの鳥居が林立している。また、境内西側の御膳谷には、無数の狐塚があり、いずれも信者の奉納によるものである。
京阪本線伏見稲荷駅下車、徒歩5分。



初午大祭

初午大祭は、2月の初午の日に行われる。
伏見稲荷大社では、祭神が稲荷山に降臨されたのは、和銅4年(711)2月初午の日とし、古来大祭の日としている。
旧暦2月初午は、一年の農事の始まりに豊作を祈願する日であったといわれ、後に稲荷信仰はそれと合わさって全国に広まり、各地にさまざまな初午神事が形作られることにもつながった。
境内は家内安全、商売繁盛を願いう人々で賑わい、縁起物の「しるしの杉」が授与される。




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