願成寺

願成寺は、神戸市兵庫区にある浄土宗の寺院である。
天平年間、行基が鳥原村(現在の鳥原水源地の東)に観世音を安置し、観音寺と号した。
その後、衰退したが、平安時代後期に法然上人の弟子 住蓮坊が中興して無量寿仏を安置し、願成寺と称した。
明治時代に元の鳥原村の境内が上水道の貯水池となったため、全村が立ち退き、寺も現在地に移転した。
境内の墓地には、元暦元年(1184)湊川(一ノ谷の合戦)で討死した平通盛(みちもり)と夫人 小宰相局の比翼塚(五輪塔)がある。
本堂には、小宰相の念持仏と伝わる木造の延命地蔵が安置され、寺宝の「願成寺地蔵尊縁起絵巻」には、延命地蔵が小宰相の御守本尊となる由来が記されている。
神戸電鉄湊川駅から徒歩5分。



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