願徳寺

仏華林山 宝菩提院 願徳寺は、京都市西京区大原野南春日町にある天台宗の寺院である。
寺伝によると、白鳳8年(679)に持統天皇の勅願で向日市寺戸に創建された寺院で、当時は1㎞四方に伽藍を有する寺院であった。
応仁の乱と織田信長の兵火により諸堂が焼失し、江戸時代に徳川家康の加護を受けたが、平安期の面影は失われていた。
昭和37年(1962)に寺戸から当地に移転、再建されている。
本尊の国宝 如意輪観世音菩薩(菩薩半跏像)は、平安時代初期の作品で、唐からの渡来仏であるとする説、あるいは渡来人作であるとする両説がある。
左手は施無畏印で、生老病死の四苦から解放してくれるという仏教の教えを示し、右手は与願印で、願いをかなえてくれるという現世利益をあらわす。
寺宝として、薬師如来、青不動(軸)、太子二歳像などを有する。
JR京都線向日町駅からバスで南春日町下車、徒歩20分。参拝者用の駐車場がある。



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