玄宮楽々園

玄宮楽々園は、滋賀県彦根市の彦根城内にある国名勝である。
彦根藩4代藩主井伊直興(なおおき)が、延宝5年(1677)から藩主の私邸として造営したもので、江戸時代には槻(けやき)御殿と呼ばれた。
建物部分を「楽々園」、庭園部分を「玄宮園」と呼ぶ。
玄宮園は池泉回遊式庭園で、中央に掘られた池泉には大小4つの中島や茶室鳳翔台などが築かれ、様々な形式の橋が架けられている。
楽々園は、藩主の下屋敷で、槻御殿の名のほかに黒門(外)屋敷とも称されたが、現在は楽々の間にちなんで、楽々園と呼ばれている。
かつては能舞台を備えた広大な建物であったが、現在では書院や、耐震構造を備えた「茶座敷」とよばれた地震の間、雷の間、楽々の間等の一部が残っている。
JR東海道線彦根駅下車、徒歩15分。


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