飛行神社

飛行神社は、京都府八幡市にある。
日本で初めて動力飛行機を発明した二宮忠八が、大正4年(1915)3月10日に創建した。
本殿中央には、空の神様として饒速日命(にぎはやひ)が祀られ、向かって左側は、日本薬学界の偉人らを祀る薬光神社、向かって右側は、航空事故で亡くなられた航空殉難者と航空業界の先覚者を祀る祖霊社で、世界は同じ空の下でつながっているという二宮忠八の信念で、国籍に関係なく全ての犠牲者を祀っている。

二宮忠八(1866-1936)は、二十代の頃、カラスが滑空する姿に着想を得て、固定翼の「カラス型飛行器」を製作し、1891年に飛行を成功させた。
また、人が乗れる複葉機モデルの「玉虫型飛行器」を設計した。その後、八幡の地で試作機の製作を始めたが、完成前の1903年にライト兄弟が有人飛行を成功させたことを聞き、製作を断念している。

併設の資料館には、忠八が撮影した写真や自筆の資料、本人が晩年に作り残した玉虫型飛行器(模型)をはじめ、発明に関連する品々などが展示されている。



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