堀越癪観音は、和歌山県かつらぎ町にある寺院である。
本堂には、修験道の開祖 役行者が母の癪病(疼痛を伴う内臓疾患の俗称)の際に祈願し、彫刻したと伝わる秘仏 十一面観世音菩薩像が祀られ、癪の病に霊験あらたかな観音様として広く信仰を集めている。
境内には、樹齢200年以上といわれる山茶花の木があり、和歌山県の天然記念物に指定されている。
毎年5月3日の春季大祭では、柴燈大護摩供並びに火渡りが行われる。
当地から約500m北東方面に行くと、燈明岳山頂となり、役行者石祠が祀られている。
令和2年(2020)6月、かつらぎ町など19市町にまたがるストーリー「葛城修験~里人と守り伝える修験道」が日本遺産に認定された。
JR和歌山線笠田駅から車で約20分。参拝者用の駐車場がある。