一心寺

一心寺は、大阪市天王寺区逢坂にある浄土宗の寺院である。
1185年に浄土宗の開祖法然上人が、この地を訪れ、四天王寺別当の慈鎮(慈円)が、法然上人のために四間四室の庵室を建てたのが、一心寺の始まりである。
1614年の大坂冬の陣で、境内は徳川家康の本陣となった。大坂夏の陣の後、家康は大坂城の殿材で堂宇を修築し、山寺号を坂松山高岳院と改めた。
寺の本尊は阿弥陀如来像で、納骨堂には、全国から信者の遺骨を集めて作った「お骨佛」が奉安されている。
1887年に一体目が開眼し、以来10年ごとに一体造立するならわしとなっている。
境内東側の三千佛堂は、2002年に完成したもので、画家李暁剛の大壁画「雪山弥陀三尊図」をまつる講堂と、その周囲に彫刻家山田良定作の千躰佛と十二神将を安置する大廻廊がある。
また、地下の集会室は一心寺シアター「倶楽」として、演劇や伝統芸能が上演されている。
境内には、文化人、芸能人の墓も多く、本多忠朝の墓所である五輪塔は、酒封じの御利益があるとして信仰されている。
大阪メトロ御堂筋線又は谷町線天王寺駅下車徒歩15分。



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