磐城三春藩秋田家供養塔は、和歌山県高野山奥の院中の橋南西にある。
史跡金剛峯寺境内(奥院地区)大名墓総合調査報告書によると、大型五輪塔5基と中型五輪塔9基ほか多数の石塔がある。
大型五輪塔5基は南北方向に並んでおり、北側から次の供養塔が建立されている。
藩主名等 | 没年 | 法名 | 備考 |
三春藩第3代 秋田輝季 | 享保5年 | 乾元院殿 | |
三春藩第4代 秋田頼季 | 寛保3年 | 廣雲院殿 | |
三春藩第2代 秋田盛季 | 延宝4年 | 陽雲院殿 | |
三春藩初代 秋田俊季 | 慶安2年 | 真如院殿 | |
三春藩初代後室 本壽院 | 万治3年 | 本壽院殿 |
三春藩は、磐城国田村郡(現在の福島県三春町)にあった藩で、藩庁は三春城である。
戦国時代には、田村氏が本拠を置いたが、蒲生家、上杉家、加藤家、松下家の支配を経て、正保2年(1645)常陸国宍戸から、秋田俊季が藩主となり、石高5万石で、幕末まで秋田家が藩主を務めた。
秋田家は、中世に津軽十三湊(とさみなと)で北方交易を担った安藤家を祖とする。南部家に敗れ北海道に逃れたが、久保田に移転し、秋田氏を名乗るようになった。
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