岩湧山 

岩湧山は、大阪府河内長野市にある。
和泉山脈第2の高峰で、金剛生駒紀泉(こんごういこまきせん)国定公園に含まれ、標高897.3m(山上の表記は、897.7m)。
大阪府や奈良県が整備した、屯鶴峰(どんづるぼう)から槇尾山までのダイヤモンドトレール(全長45km)の一部である。
和泉砂岩からなる山頂は雄大なカヤトの草原で、地元では「キトラ」と呼ばれている。
晴天時には、淡路島まで見渡せるほど展望に優れ、北は河内平野、西は大阪湾、東は金剛山、葛城山、二上山が望める。
毎年春には、カヤトが刈り取られて山焼きが行われる。
北斜面中腹に岩湧寺があり、山名の由来となった「湧き出るように屹立した岩」が祀られている。
岩湧寺から山頂へは緩やかな「いわわきの道」と急登の「きゅうざかの道」がある。
また一帯は野鳥の宝庫で、鳥獣保護区に指定されている。
南海高野線・近鉄長野線河内長野駅から南海バスで、神納下車、徒歩約160分。岩湧の森四季彩館の無料駐車場から徒歩約120分。



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